新年度突入。

4月1日。
新年度の任用の有無を告げられぬまま
何事もなかったかのように、新年度突入です。
相談受けの合間を縫って、辞令を頂戴いたしました。


TV等で連日震災の報道がなされています。
被災地の自衛隊自治体職員の方々が、自らも被災者でありながら
住民のために仕事をしています。
南三陸町で、最後の最後まで住民に避難を呼びかけて
自分は津波に飲み込まれてしまった職員がいたことも、ショックでした。
心のケアが必要ではないかという報道を見て、本当にその通りだと思いました。
また、東京消防庁原発に放水作業を行った時の会見で
「安全が確保されなければ仕事はしない」と家族に言い置き
仕事に臨んだというのも印象に残っています。
このような報道を見ると、公務員というのはこのような有事には
自らの事を後回しにして、職務に専念するものなのだと改めて感じています。


私たちは非常勤ですが、職務専念義務が課されているので
大きな地震があっても、仕事を切り上げて帰ることはできないと言われました。
公務員の職務専念義務がどのようなものか、
これまで説明を受けたことはありませんでした。
重い義務が課されていることを認識しない非常勤が増加している状況で
有事の対応は可能なのでしょうか。
また、今回の地震で、災害時の非常食も、仮眠のための毛布も
用意されていないことが判明しました。
あわてて、手配するとのことですが、今は品物が確保できず
それまでは自衛で・・・と。


被災地の非常勤職員も、正規職員と同じように働いているのでしょうか。
そうだとしたら、どんな気持ちでいるのでしょう?
4月1日以降の任用も約束されないままで、
重い職務専念義務だけ課されるのは、あまりにも理不尽のように思います。


=追伸=
くびくびの判決出ましたね。なんてこった!
⇒ http://eel.seesaa.net/image/hanketsu110331.pdf



                                kisuke(−e−)